- 飼いうさぎの一日の過ごし方
- 野生のうさぎの習性「薄明薄暮性」について
うさぎと一緒に暮らす人は増えているとはいえ、まだまだ少数派。うさぎってどんな風に一日を過ごすんだろう?と疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
わたしも実際に飼い始めるまではわかりませんでした
うさぎの活動時間には結構個性があります。うさぎと(ほぼ)24時間365日一緒に過ごしている筆者が、我が家のうさぎの一日の過ごし方を記録してみました。
うさぎはどんな一日を過ごしているの?
我が家で暮らしている飼いうさぎの一日の過ごし方、そして野生のうさぎの習性についてまとめてみました。
我が家のうさぎの一日の過ごし方
我が家のうさぎはよほど変わったことがない限り、毎日↓のスケジュールで過ごしています。
深夜から明け方にかけてぐっすり眠り、午前5時ごろになるとだんだん覚醒し始める。人間たちはまだ起きてこないので、フィーダーに残ったチモシーを食べたり、水を飲んだりして過ごす。
あいつら早く起きてこないかな
二度寝しているうちに人間その1(大きい方)が起床してくるので、ケージをがんがん鳴らして呼びつける。サークル(二畳ほど)の中で走り回ったりジャンプしたり、人間の腕を追いかけ回したりして遊ぶ。人間その1はまだ眠そうだが知ったことではない。
これがないと一日が始まらない!
ついでにチモシーも追加させておく。
「先にコーヒーを飲みたい」とぼやく人間その1を急かして朝の掃除をさせる。掃除と同時に朝ごはんが食べられるので、この時間はとてもテンションが上がる!今日のメニューはサニーレタス、水菜、ペレット、乳酸菌サプリだった。
食べ終わったら軽く撫でせてからケージに戻る。チモシーと水を補給して、ちょっと一休み。
人間その2(ちょっと小さい方)がやっと起きてくる。遅すぎる気がするけど、大丈夫か?
再びケージを鳴らして人間その2を呼びつけ、残しておいた朝ごはんの野菜を食べる。食後、軽く遊ぶ。自分のにおいが付いた吸水マットを追いかける遊びがお気に入り。
朝の活動を一通り済ませたら、あとはぐっすり眠る。夕方に起きてくるまで放っておいてほしい。
話し掛けられても無視するのでよろしく
体内時計があるのかと思うほど、きっかり午後4時に覚醒し始める。フィーダーに残っているチモシーを寝ぼけなまこでぼりぼりと食べ、給水ボトルの水を一気に飲む。人間の方から声を掛けてきたら遊んでやってもいい。
我が家のうさぎは「夏の日中の水の減り」が少ないと今年気付きました。クーラーが効いた室内とはいえ、夏の日中は暑いので省エネモードで長く眠っていて、単純に活動時間が短いようです。夕方、起きたときに一気に水を飲んでいます。
このくらいの時間になると完全に覚醒!ぐっすり寝ていたおかげで超元気!
人間は仕事も佳境で疲れてる?知らん!遊べ!
軽く遊んだり、補充させたチモシーを食べたりして過ごす。換毛期のブラッシングはこの時間帯に人間その2がやることが多い。
我が家に来たときからずっと、この時間が夜の掃除と夕ごはんの時間。夜担当の人間その2を急かして、できるだけ早く取りかからせる。今日のメニューはサニーレタスと青梗菜とペレット。
遊びたいけど人間たちも夕ごはんを食べたいらしい。ケージの中でチモシーを食べたり、水を飲んだり、浅い睡眠をとったり、ルーチンを回してまったりタイム。
サークルの外、リビングと呼ばれている場所に出ることができる「部屋んぽ」の時間。走り回って、豪快な縦ジャンプ!置いてあるクッションを掘ったり、トンネル(猫用のおもちゃ)に潜ったり、やることがたくさんあって忙しい。
今日もおれの縄張りは異常なし!
今日は一度ケージで休んだら、もう一度くらい部屋んぽしたいのでよろしく。
軟弱な人間たちはもう寝る時間らしい。部屋はちゃんと適温に設定して、チモシーも朝までの分を多めに補充しておくように。たぶん、目が覚めるときには午前4時くらいになっているだろう。
それじゃ、おやすみ
ああ、忙しい忙しい
我が家のうさぎはこのルーチンを毎日、かなり正確に繰り返しています(夏になると夜型になったりと、自分で細かい調整はしているようですが)。
夜の就寝時間などは人間と暮らしていく中で、こちらに合わせてくれているのだと思います。一緒に暮らしているとどうしても合わせてもらう部分もあるので、それ以外のうさぎの行動は極力阻害しないように気を付けています。
野生で暮らすうさぎは 「薄明薄暮性」
先に少し触れましたが、うさぎは(野生のうさぎも飼いうさぎも)「薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)」という習性を持った生物です。一日のうち、明け方と夕方に特に元気になります。我が家のうさぎが目を覚ます朝晩4時~5時はまさにその時間帯ですね。
昼間は眠っていることが多いので、「一日中眠っているけど大丈夫?」と思う方も多いようですが、特に異常なことではありません。昼間は(体調に変化がないようなら)放っておくのがいいのではと思います。
また、うさぎには何度も寝たり起きたり、細かい睡眠を何度も繰り返すという特徴もあります。うさぎは野生では捕食されてしまう側の動物なので、周囲を常に警戒しておく必要があるためだと考えられているようです。
飼いうさぎだからでしょうか、我が家のうさぎは寝るときは結構熟睡します
うさぎの一日を把握することの意義
うちもそうであるように、毎日同じ行動を繰り返すうさぎさんは多いのではないかと思います。だからこそ、いつもと違う行動をとったときなど、ちょっとした体調の変化に気付くきっかけになります。
- この時間にしては水を飲んだ量が少ないかも
- いつもなら遊びたがる時間なのに大人しい
- 大好きな食事の時間なのに食いつきが悪い
などなど。全てを把握することは難しいですが、少なくともきっかけを増やすことはできます。
まとめ
今回はうさぎの一日の過ごし方についてまとめてみました。今後も状況に合わせて柔軟に変化させていきたいと思います。
うさぎさんも人間も毎日楽しく、快適に過ごせるのが一番ですね